アメリカ不妊治療記

アイルランド⇒アメリカの不妊治療記録。ICSI(体外・顕微授精)PGT-Aで妊娠・出産しました!

ICSI(顕微授精)する?しない?

海外不妊治療ではICSI(顕微授精)が普通?

今周期ベースライン検診の時に、ドクターにICSIにした方がいいのかどうか迷う、という話をしていたのですが、今日採卵前にすでにICSIと決まっていました…!

ドクターからは、夫の精子の結果次第で培養師が通常ふりかけかICSIか決めるという話だったので、培養師からの説明で不意に「ICSIですね?」といわれ、2人で顔を見合わせて「…???」

ICSIがごくわずかにDNAダメージを与える可能性がある、というのを気にしていたので、そのまま進めてしまうのは後から色々思うかもしれない、、、と思い、培養師にも再度確認しました。

すると、このIVF施設ではICSIは絶対反対、という希望がない限り、確実に受精を促すためにどんな状況でもICSIにしているとのこと。今までも本当にわずかの%で最高の精子状態でない限り、ふりかけで行くことはないとも言っていました。彼女個人としても、懸念部分はほんのわずかなので、特段の理由がない限りは確実なICSIを勧めると言っていました。

「今チームで相談してきましょうか?」とも言ってくれたんですが、自信たっぷりに言われると、そこまでしてこれからディスカッションするほどでもないか、ということで結局そのままICSIでお願いしました。

ドクターが採卵前に挨拶に来た時にも念のためもう一度話をしたのですが、『研究ではほんの0.4%程の違いが出ているが、検体(卵子や精子)自体も通常の自然妊娠と体外受精で全く同じ条件で行えない以上、ICSIのせいなのか、その他の原因があっての違いなのかは確実に言えない状態。何倍も違う、となれば原因がICSIにある可能性が高くなるが、今のところそのような明らかな結果はない。』ということで、ふりかけで精子入れたかな~と心配するよりは、中には入れた、と思えた方が安心なんじゃないかという気持ちになりました。

他の方のブログを見ていても、特に精子の状態が普通でも何も言われずに(相談の時間などなしに)ICSIになっている方もいたので、アメリカでは割とそういう感じも多いんでしょう。

ダメージの件を除けば、あまりICSIに対しては抵抗がないですが、夫はちょっと自分の精子の力量を測れなくて残念そうでした(私が表情をみて単なる想像だけど笑)

アメリカで体外受精を考えている方がいらっしゃいましたら、このICSIについてはクリニックによってほぼ100%決まっているかもしれませんので、最初に確認するのが良いかと思います。
私たちも話をしていたにもかかわらず、当日にこんな感じで「え!?ICSIって決定なの?!」と驚いたので、特に慎重にいかれたい方は採卵の前最終の検診時にもご夫婦で話し合い、ドクターやナースとも最終確認をしておくのがよさそうです。