アメリカ不妊治療記

ICSI(体外・顕微授精)PGT-Aで妊娠・出産⇒第二子不妊治療

採卵周期に使った注射まとめ

私が行ったアンタゴニスト法で使用した注射についてまとめていきます。

注射の量は全部国際単位IU(ユニット)で指示されるので、一番最初何が何だかわからなかったときには結構戸惑いました。
慣れてしまうと数字はほぼすべてがユニットで統一されているのでわかりやすかったです。(こっちはngでこっちはml…みたいなことにならない)

トリガーまで毎日(夜18~21時)

Menopur(メノピュア)

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1vial = 75IU(メノピュア粉末の入った瓶)
を基準にして指示が出されます。
1箱75IU×5回分が入ってました。

パッケージの中に希釈液が1瓶入っているので、それとメノピュア粉末をQ-Cap(もしくは混合用針)で混ぜて使います。

Q-Capを希釈液の瓶につけたあとシリンジに吸い込む際に空気が入ってしまうと、シリンジのゴム部分に空気がくっついてしまって取れないという事案が発生しやすかったのですが、希釈液だけの時は泡立たないため、空気が入ってしまったと思ったら一度勢いよくピストンを押して空気を瓶の中に押し戻してからまたすっとピストンを引くと本当に細かい泡くらいしかシリンジ内に残らなかったです。
この希釈液の吸出しで空気を入れなければ、次のメノピュア混合後の吸出しは毎度キレイに気泡が入らず吸えました。

※メノピュアと混ぜた後は泡立てないようにしなければいけないので、吸った液をQ-Cap側へ押し戻しはしませんでした

注射用の針は30Gだったので、刺すときは痛くないのですが、液を入れるときのピリピリ具合はメノピュアがNo.1の痛さでした😅

Gonal F(ゴーナルエフ)

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日本語だとゴナールエフになってますが、アメリカではGoにアクセントがあるので、ゴーナルエフのが近い感じです。(ご‐のぅみたいな発音笑)

これは最初にGonal F rediject pen 300IUー2パックと900IUー2パックを処方されて、何が違うんだ(◎_◎;)と悩みました。(私だけかもですが…w)

300IUも900IUも全く同じ中身、ただ単に量が違うだけでした。
簡単に言えば私はこの処方でGonal F をトータル2400IU分もらっていた、ということです。
最初のうちは量が多いので、900IUから使っていき、最終無駄のないように利用するペンを選んでいくことになります。
摂取量が225IUの場合、残量が何であれペンのダイヤルを225IUに回し、打ったあとに0になっているかどうかを見て全量を打てているかどうか確認するだけなので、とても簡単でした。
※ペンには表示の300や900以上に液が入っているので、本当に無駄なく使う場合は、最後すでに必要な分ペンに残量がないとわかっていても、摂取するユニット量にダイヤルを合わせて、注射後にウィンドウに表示されている数字分を新しいペンでダイヤルセットし再度注射をしていく…という感じ。

これが一番針も細く短く、打った時の痛みもありませんでした。

卵胞が育ったら毎日(朝)

Cetrotide(セトロタイド)

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こちらはある程度卵胞が育ってきた段階で開始の指示が出ました。
排卵が起こらないようにする注射、ということです。
夜のメノピュアやゴーナルエフの注射時間から12時間は空けるように言われていました。

こちらは1パックに0.25mgのセトロタイドと希釈用滅菌水が入ったシリンジ、混合針、注射針がセットになって入っていて、毎日必要な分だけこの1パックにすべて入ってたので最初から単純明解でした。

Q-Capだとセトロタイドが瓶内に残ってしまうというリサーチ結果が出たので、セトロタイドは必ず混合針でミックスするようにといわれていました。

27Gで他の注射針より見た感じからして太かったので、最初ちょっと戸惑いましたが、痛くはなかったです。

ただ、抜くときにゆっくり抜いてしまうと血が逆流してしまってあざになりました…。
2日目にそのことに気づいてからは、とりあえず液を全部入れた後10秒くらい長めに針を刺したまま待ってから、抜くときは一気にすっと抜くようにしたら全くあざになりませんでした。

また、溶けるのにかなり時間がかかる(10分くらい)+点滴のようにゆーっくり液を入れないと瓶の側面にこまかーい泡が引っ付いて離れなくなります。
溶けるのに数分といわれていたので、10分前に準備を始めてたのですが、全然溶けなくて予定時間過ぎそうで焦りました。

側面の泡に関しては、めちゃくちゃゆっくり粉末の上に希釈液を垂らしていくことで大分解消されましたが、全く発生させないようにはできませんでした。排卵したらどうしようか…と不安でしたが、瓶の側面の泡が取り込めなくてもちゃんと排卵しませんでした(笑)

トリガーショット

Lupron(ルプロン)

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OHSSの危険を減らすため、HCGではなくルプロントリガーでした。

ルプロンの場合、2段階トリガーで打つ場合もあるようなのですが、私の場合は1日のみ80IUを注射しました。

付属の注射が(というかシリンジ自体も)細くて逆に心もとなかったです。

採卵の36時間前に打たなければいけなかったので、5分くらい前からそわそわ用意をし始め、2分前からシリンジにルプロンを吸い込み、時間きっかりに注射する…という感じで、なかなか緊張しました。

若干痛みあったような気がするのですが、時間に追われててそれどころじゃない、というのが現実…(笑)

注射をするときに気を付けた事

毎日左右を変えて…といわれてましたが、最後は特に朝に1本、夜に2本、と3回も打つので、毎回かぶらないようにするのが少し大変でした。
そのため、おへその横から下腹部の脂肪のある部分を4分割して、その4か所を回しているイメージで打っていきましたが、たまに一番痛くないはずのゴーナルエフが痛い!ということがあり、そういう時は決まってメノピュアとの距離が近すぎた事が原因だったりしたので、1本をおへその横に近いあたりに打ったら、もう1本は下の方に打つ…など気を付けてました。。

急いで抜くと液が漏れるというのもあったのですが、ゆっくり抜くと血がにじんであざになるので、刺したままゆっくり待つ、抜くときは割とすっと、という感じにしていました。

先生にも、1日やってしまえばすぐなれるよ!といわれたのですが、確かに一回さしてしまうとお腹の皮下注射はそこまで抵抗なくなります。
ただ、筋肉注射は…
移植周期にありそうな気がするので、今からちょっと不安です;