アメリカ不妊治療記

ICSI(体外・顕微授精)PGT-Aで妊娠・出産⇒第二子不妊治療

保険の種類を変えました(PPO)

アメリカの保険は分かりにくいという記事を前にかいたのですが、今読み返してみるとやはりその当時混乱していたのが良くわかりました(笑)

そしていまだに自分が利用している保険以外は理解できてません;

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今までは、あまり病院にかかる事もないだろうということで、保障内容はPPOと近いけれど保険料がPPOよりも安く、その代わりディダクティブル額が高い(保険が支払いを始めてくれるまでの実費支払いが多い)High Deductible Planを利用していました。

私の場合は、$3000までは実費、$3000を超すと保険が85%支払ってくれて(自分は15%負担)、$7000を超えると100%保険が支払うというプランでした。

そして、実費の場合でも、病院やクリニックからの請求が100%そのまま請求されるのではなく、アメリカにはNo Surprises Act (NSA)という取り決めがあるので、こちらで決められている相場よりも高い請求があった場合、保険会社の方で調整されて契約者に請求が来る事になります。

毎年頭を悩ませているので、ちょっと私が考えたことをまとめておきます。とはいえ、理解も十分ではないし、計算の達人でもなければ保険のマスターでもないので、ほんの参考までに、と言う感じです💦

(私の場合は夫の会社が用意しているプランから選ぶだけ、になるので、個人で保険のプランを用意される方などになるともっと比較が大変になるかと思います😓)

1.会社が用意しているプランのプレミアムの比較

このPPOとHigh Deductible Planと年間の支払いにどれだけ差があるかと言うと、大体夫の会社の場合で年間

PPO:約$7000

HDHP:約$5000

です。

2.会社の補助額の比較

務める会社に寄ってどのくらい補助がでるかが違うと思いますが、夫の会社ではどちらのプランを選んだとしても同額の補助でした。

また、HSAアカウントを持つと、そちらにもお金を入れてくれたりというのもあったので、どちらがお得になるかという判断をするためには、それも考える必要がありました。(FSAには会社からの入金はなし)

3.治療費支払いの比較

プランの内容は細かいので、サクッとですが、

例えばPPOの場合、保険が支払いされるまで家族の1人が$500~家族全体で$1000を払い、その後は保険が90%負担で、支払いトータルが$2500に達するとそのあとは100%保障とします。

High Deductible Planだと、これが$3300までは実費、$7200以上は100%保障となります。

まずはこのディダクティブル額を超えそうか?Out-of-pocketは満額支払いになりそうか?というところを考えました。

4.節税アカウントの比較

そして、税金のかからないHSAアカウントはHigh Deductible Planでないと利用できないので、どのくらいの節税になるのかも計算します。(HSAにどれだけ年間保持できるかは年度によってIRSが決める額が違うようです。)こちらのHSAに入れたお金はずっと繰り越しでキープできるので、医療にかからなかった分、こちらで年金のように貯めている方も目にします。

HSAに対して、PPOの保険保持者はFSAという税金のかからないアカウントを持てますが、こちらのアカウントのお金は一定額以上は持ち越しできないようです。なので、確実にこの額以上は使う、と予想できる時以外はFSAにお金を入れる方が損になってしまう場合もないとは言えなさそうです。

5.その他の比較

プランの補償内容としては、どちらもスペシャリストにかかれるし、あまり違いがありませんでした。

ネットワーク外の病院、クリニック、医者などを使った場合、PPOの方が支払い額が増えるのはありましたが、今までネットワーク外を使った経験がないので、そこは考慮しませんでした。

と、このような項目を考えていき、不妊治療からの検診、出産までを次年度すべて経験する可能性を考えると、どちらもOut-of-pocketはこえるのでは?という判断に至り、PPOに変更することに決めました。

吉と出るかどうかは次年度実際に通ってみてからでないと何とも言えませんが…。