アメリカ不妊治療記

アイルランド⇒アメリカの不妊治療記録。ICSI(体外・顕微授精)PGT-Aで妊娠・出産しました!

子宮内膜ポリープの除去ーアメリカで子宮鏡下手術

アメリカで2度目の子宮内ポリープ除去ー子宮鏡下手術

妊活を初めてからすでに2度目のポリープ除去手術をすることになりました。1回目はアイルランドでコロナ制限下、今回はアメリカです。
1年半しか経っていないので、そんな短期間で戻ってくるか?!と目を疑いましたが、あるものはしょうがない。着床を助けるためにも取るしかないです。

今回はアメリカでの子宮鏡下手術についてレポートしていきます。

↓↓↓ アイルランドでの当日レポートはこちらの記事をどうぞ

子宮鏡検査と思っていったら手術 - アメリカ不妊治療記

子宮鏡下手術の予約

私の場合、全凍結の採卵周期を終えたすぐあとに、ポリープの除去という順番だったからか、採卵日にも『生理が来たら2日目に電話してね~』とだけ言われていて、ちょっとその後のスケジュール半信半疑でした。

2日目に電話するも、ナースも把握できてない模様で、私が『ポリープ移植前に取った方がいいって言われてたと思うんですが、PGT-A待ってる間にできますか?』と自己申告して予約に進んだ感じでした。

アメリカは手術専門の施設があり、いろんなところの医師が出向いて手術している…という感じなのかなと思うのですが、サージェリーセンターの予約自体はクリニックのサージェリーコーディネーターが取ってくれました。

(そういえば、アイルランドでもクリニックの先生が大きな病院に出向いてきて手術を受けました。アメリカがというよりそういう感じが多いんでしょうか。)

  1. クリニックに手術を受けたい旨を伝える
  2. コーディネーターがサージェリーセンターと予定を調整して日程を決める
  3. コーディネーターから日程確定と予定時間の電話連絡
  4. サージェリーセンターから2日前に確定の連絡が来る
    1. 会計部から施設代の電話連絡
    2. テキストで手術日の承認
    3. medical passportというサイトで病歴や手術詳細を登録
  5. ドクターから直接手術内容確認の電話連絡
  6. 前日にサージェリーセンターナースより到着時刻の電話連絡と問診

というのが私の場合の予約時の流れでした。

クリニックに通っていて、ドクターから直々に電話があるなんて初めてだったのでびっくりしました(笑)
もし大きな病院で手術を受ける事になった場合は、アイルランドの記録の方が参考になるかもしれません。

・予約確定まで
Hysteroscopyの日が迫ってきました - アメリカ不妊治療記

なんだかんだめんどくさかった病院の予約確定まで - アメリカ不妊治療記

・手術当日

子宮鏡検査と思っていったら手術 - アメリカ不妊治療記

子宮鏡下手術に向けての注意点

  • 指示通りに絶飲絶食(歯磨きはいいけど水を飲みこまないこと)※私は13時半からの手術で朝4時までは食べて良し、10時まではクリアドリンクのみ
  • お風呂やシャワーに前日の夜と、当日の朝に入り、感染の可能性を減らす事。
  • 24時間前からは禁煙
  • 貴重品は持ち込まず、メイクやコンタクトはしない。(外せないボディピアスは免責にサイン)
  • ゆったりした服装で来ること。
  • 付き添い者は暖かい服装とジャケットをもってくる

アイルランドでは手術日までは避妊具ありでも性交は避けるように言われましたが、ここでは特に指示はありませんでした。

手術当日の流れ

  1. レジストレーション(受付にてチェックイン、支払いなど)
  2. 準備(着替え、書類にサイン)
  3. 手術
  4. 回復室
  5. 個室に帰り、休んで帰宅
レジストレーション

ここのセンターでは手術時間1時間半前のチェックインが必要でした。
ここでも諸々の免責次項にサインをさせられた後、施設代のお支払いをします。麻酔代は当日もわかりませんでした。通常手術完了後に後請求らしいです…(;'∀')

準備

各患者個室を与えられます。
今はコロナの制限はほぼないので、各患者につき1人付き添いが許可されています。付添人は手術中個室に滞在していてもいいし、どこかに行ってお迎えに戻ってきてもOKです(その場合はナースに電話番号を聞かれます)。
検尿をし、手術着に着替え、またここでも同じような事聞かれたり説明されたのちサイン。
麻酔師が来て麻酔の説明をします。
この辺でタイレノールを飲みました。
手術時間が近づくと点滴につながれます。
ここでまたイブプロフェン系の違う薬を渡され飲みました(麻酔あるのに飲み薬ありすぎて不安で、さっきタイレノール飲んだけどそれとは別か聞きました(ーー;))
監督ナースが来て、手術の最終チェックがされます。
最後にドクターが来て、手術の最終説明。ようやっと手術準備完了です。

手術

個室ベッドのそのまま手術室まで運んでくれます。
手術室に着いたらベッドにスライド移動。すぐに麻酔につながれ、呼吸器をつけられます。
麻酔に切り替わるときちょっとじんわり暖かいかも~といわれましたが、私の場合は切り替わったのがすぐわかるくらい痛みがきました(笑)
段々眠くなるからね、といわれたときにはすでに頭がぐあんぐあん。耳が遠くなっていく感覚がありました。それを伝えると、麻酔効きやすいのね、といわれたところまでは記憶があります。

回復室

一度目のポリープ除去より痛みがましでした。
が、やっぱりちょっと痛かったので、ナースに痛いと伝え、痛み具合を聞かれたので、少し盛って4-5 と返答。
小さい痛み止めの薬をもらいました。
どのくらい寝ていた?と聞いたら40分くらいかな、といわれて、『夫を待たせてしまってる!』とそればかり気になり、必死に意識を戻しました(笑)
とりあえず、寝起きにStranger Thingsテーマの夢を見てたので、ナースにも意識戻ってすぐそれを言ったような気がするのですが、他に変な事言ってたか気になってそれも聞きました(笑)
気を遣ってかもしれないけど、大丈夫、変なことは言ってなかったよ、と言ってくれました( ;∀;)
会話ができるようになってくると、そこで個室に戻してくれました。

個室で休んで帰宅

個室に帰ると、夫が『ドクターが手術後来て、状況を説明してくれて写真ももらった』と教えてくれました。
何か飲み物はいるか聞かれて、ジュースを提案されたので、りんごジュースをリクエストしました。ここはスナックや軽食はありませんでした…結構高いお金払ってるのに…
ドクターから200ml以上の尿が出たことを確認してから帰して、といわれているらしく、リンゴジュースに加えて後から利尿作用の強いらしいクランベリーももってきてくれました。
この時すでに尿意があったので、トイレに行きたいかもと伝えたのですが、1度で成功させた方がいいから、と待ったをかけられました(笑)
ジュース飲ませてもらったり、ブランケットにくるんでもらったり、子供気分で存分に夫に世話してもらいました😆

手術の費用(8.24更新)

今回は不妊治療ではなく通常メディカルということで、Aetna直接利用。
請求はすでにCo-Payだけになったものできました。(後から色々必要だったら嫌だからこれでもかっていうくらい電話で必要費用の確認を繰り返しました(笑))

手術代=医師に支払われる $267.84(適用前予想額$1785.6)
麻酔代=麻酔関係に支払われる $252.07(適用前$2,654.40(麻酔師会)+$271.10(医師))
施設代=サージェリーセンターに支払われる $368.7(適用前$2458)
合計:$888.61 (適用前:$7,169.1)

手術代は前払い、施設代は当日サージェリーセンターで前払い。

麻酔代は後日請求されるそうです…。

他の方の体験を読んでると、病理代金などもある場合もあったので、今回上の3つだけということは病理に回さないんだ…と。
アイルランドでは保険適用で$200。病院も術代も病理も全部含んでいたので、やはりアメリカの桁違い感を感じます。

半日個室+30分手術室を利用して、30万以上もかかっているのがもう…😱
保険効いて15%負担とはいえ、支払い額も馬鹿になりません。

※追記ー施設代や医師代は結局メンバーポータルのクレームに情報が上がってこないのでわからないのですが、麻酔関連のクレーム内にプランディスカウントという項目がありました。プランによって上限が決まっているものがあるようです。そのため、麻酔関連の適用前金額と実際の請求額を比較するとかなり割り引かれているのがわかりました。

準備しておくと良い事

何の手術をするかを言えるようにする

1度目は手術前日の問診の電話の際、2度目は個室で書類を記載するとき、確かもう一度その後にも聞かれた気がします。
私はなんの準備もしてなかったので、持てる範囲内の語彙で伝えました😂
それでも内容があっていれば全然問題なかったので、私のように英語に不安がある方でも特に心配する必要はありませんが、簡単な単語だけでも覚えておくと良いかと思います。
ちなみに私は、『子宮の中に2つポリープがあるのが見つかったので、ドクターがカメラを子宮内に入れて、ポリープを切ります。』くらいの事だけ言いました(笑)

名前、生年月日、ここにいる人は誰か?の質問が来ると構えておく

取り合えず、『フルネームと生年月日、一緒にいる人は誰?』は誰か新しい人(各担当者)が来る度に聞かれました。
いっつもその質問が最初に来る、と思ってるだけでちょっと心構えができます(笑)