アメリカ不妊治療記

ICSI(体外・顕微授精)PGT-Aで妊娠・出産⇒第二子不妊治療

妻と夫の想いの違い

結婚と子どもについては

昔はすぐにでもと思っていて、

夫と出会った頃も

できればすぐに結婚したい!

できればすぐに子供が欲しい!

そんな想いでした。

 

 

ただ、夫としては

結婚ってそんなに必要?

子供もいつかはほしいと思うけど今じゃない、

という全然違う考え。

 

 

夫と出会うまでは、

将来への考えが違う人だとわかると、

それならもう付き合ってられない

と自分の考えを優先させてきたんですが、

それで大分痛い想いをして

そうやって違う想いの人を焦って同じ方向むかせようとしても

所詮私も相手もずっと一緒にいるのは無理になるんだ、

と思えるようになりました。

 

 

そのせいか、

夫(当時は彼)と一緒に過ごすうちに、

「早く結婚して子供」だった私の頭の中は、

「彼とどう暮らすか」ということがメインになり

そのうち結婚いずれできたらいいよね

くらい結婚が二の次にまで意識が下がりました。

 

「2人の今」を楽しむことに集中していた時、

プロポーズをしてくれて

結婚することになりました。

 

 

私の結婚自体への想いが少し薄くなったとはいえ、

私の親の想いは相当強かったので、

それでも夫にはプレッシャーは行き続けていたとは思いますが…(笑)

 

 

 

今は「早く結婚…」が抜けて子供に変わっただけ。 

この時と同じ様な葛藤を思い出してそう感じています。

 

 

コロナで思うように人生が楽しめなくなって

余計にどうしても妊娠をゴールにしてしまっている

そんなところもあるかもしれません。

 

 

ただ年齢的にも、

まあ…後でいいか

とは思えないのも現実。

 

 

夫は年齢を気にするのもわかるから…

と本来なら多分あと10年くらい待ちたいだろうところを

今度は私の想いを尊重しようとしてくれているのが分かります。

 

治療するなら早い方がいいということで、

お金も日本以上にかかりますが、

早速検査が終わった時点でIUIから始めよう

と逆に夫の方が少し焦ってるんじゃないかと思えるような節があったり。

 

 

でも夫が私のために頑張っているような

そんな気持ちも感じるのと、

なんだかまた2人の長い生活のなかの一つの出来事(結婚)を

ゴールに設定して焦ってしまっていた時が思い出されて、

子供は絶対欲しいんだけど治療に前向きになれない状態で

もやもやしています。

 

今までは自分も年齢的にも多分するだろうな…

と思いながらもどこか他人事で、

不妊治療ってそんなに大変なんだ…

と思っていたけど、

いざ自分が不妊治療を始めようかと色々と調べると

費用、身体的・精神的負担、時間…

全て気軽にはできないのをひしひしと感じて、

そこに今全集中するのを戸惑ってしまっているのが本音です。

 

 

ただ単に2人で子育てをしたいというだけなのであれば、

今不妊治療しないでもし授からなくても養子縁組もできるのですが、

今のところ子供を欲しいと思う理由は

夫と私の間に生まれる子供に会いたいというのが一番なので、

やはりそれを考えるとできることはしなければなぁ…

とも思います。

 

 

まだ受けようか話をしている段階なだけなのにも関わらず、

淡々と治療を進めればいいじゃないという夫に、

せめて女性側にどんな苦痛が生じて

どんな気持ちなのかと言うのを考えて進んでほしい、

と思ってしまってちょっと卑屈になる日もあったり。

 

成功率はスゴイ高いというわけではないにしろ、

やってみるほうが可能性は上がるだろうし、

夫に文句を言ったって実際物理的に夫ができることがないのも

実際経験できないことを汲み取ってよと言ったところで

何もプラスが産まれない事は百も承知なのですが…

 

こんな想いで進めたってうまくいかないだろうな…

 

 

 

せめてやるもやらないも自分で納得して、

あとからあの時こうしなかったからと相手を責めることだけは

しないようにしようと心に誓っている今です。