アメリカ不妊治療記

アイルランド⇒アメリカの不妊治療記録。ICSI(体外・顕微授精)PGT-Aで妊娠・出産しました!

卵管造影検査当日

前日に病院から電話をもらっていました。

今はコロナの症状が出ていないか、一人づつ病院のアポイントメント前に確認する必要があるとのことでした。

 

そんなに難しいことは聞かれず、

咳をしてないか?

喉が痛くないか?

お腹を下してないか?など

最後に、味覚や臭覚がおかしいと感じていないか、も聞かれました。

 

 

付き添いがOKかがわからなかったので、

念のため夫についてきてもらおうかと思っている話をすると、

病院内では待ってもらえないから駐車場で待ってもらってほしいとのこと。

 

コロナのことを考えればしょうがないので、

夫には悪いけれど病院の外どこかで暇つぶししてもらうことにしました。

 

 

当日、病院までは約4キロ。

今はまた規制が厳しくなってバスも本当に必要な人だけに限られているのもあり、天気も悪くなさそうだったため歩いていくことに。

 

正直とても緊張していました。

不妊治療の中でも結構痛い検査というのも聞いていたし、ネットでは痛み止めを飲んでいったという人もちらほら。

病院からの検査事項についてかかれたレターには痛み止めについての記載もなければ、頸がん検査の少し長い版という感じしか説明がなく、これだけ簡単に書いてあるくらいだから病院で痛み止めを用意しているのかも…と淡い期待もあり、私は痛み止めを飲まずに挑みました。

 

痛いのかなー…という不安もありましたが、私の場合は日本ですらお世話になったことのない総合病院と言う場所に、目的の場所にたどり着けるのか…みたいな不安の方が大きかったような気がします。

 

 

歩くこと1時間。

予約時間より早めについてしまいましたが、早く行ったら早く終わるかもよと夫に促されいざ病院の中へ…

 

病院の中は入口から結構混んでいて、早速X-ray departmentの場所がわからず右往左往…

結局レセプションで位置を聞き、無事X-ray departmentのレセプションには到着。

名前と予約時間を伝えると、姓のスペルを聞かれました。

 

ここで、Room8に行くようにと指示を受け、言われた通りの方向に進んだのですが、Room8がない…!

全部の扉に4という番号があり、8なんて出てきません。。。

うろうろしていたら突き当りのCTの待合室に入ってしまい、待っている患者さん全員にじろっとみられる始末💦

 

結局少し違う方向にも行ってみたりしたもののまったくわからず、レントゲン室にいた女性に場所を聞き、自分の真後ろにあったことが判明(笑)

他の4のナンバープレートはめちゃくちゃしっかりした作りだったので、そういうものがついてる部屋と思ってたんですが、手作業でプリントして貼ったような感じでRoom8と確かに貼られてました。

 

その部屋は会計のための部屋。

優しい女性が、検査内容を確認後に支払い・領収書の発行をしてくれ、その後待合室まで連れて行ってくれました。

 

 

結果予約時間の15分くらい前には全部済んでたのですが、予約時間ピッタリじゃないと始まらないようで、そこから結構待たされました。

この待つ時間が結構耐え難い…

(とはいえ待っていた患者は私一人…)

 

予約時間も10分くらい過ぎ、そろそろ誰も来なかったら聞きに行こうかな…と思い始めたくらいでナースが呼びに来ました。

 

レントゲン室と直接つながっている個室+トイレでまずは着替え。

腰から下のズボンと下着だけ脱いでガウンを着て(後ろ開きなのを間違えて浴衣のように着てしまい、直す羽目にw)、用意ができたらナースが検査の部屋まで連れて行ってくれました。

 

検査の部屋はめちゃくちゃ広くて、まったくリラックスできない雰囲気。。

大きな窓を挟んで部屋の外に別のナース?技師?が2人。

 

ドクターが来て色々聞いてから実際の検査だからね。と言われた後に、若い女性が登場。今までこういった検査をしたことがあるか?ネットで情報はみたか?最後の生理の日は?などなど聞かれたので、こんな若くてきれいなお医者さんが…と少々別のことを考えて気を紛らわせてました。

痛み止めのことが気になったので聞いたのですが、ここの病院では特に薬も出さないし飲むようにも勧めてないけど、もしすごい恐かったらいまから飲んでもいいよと言われました。

とはいえ、数分の痛みとのことだったので、なんとかなるか…というか、いつも2時間くらい薬が効くまでかかる私は、もういま飲んでも遅い…(;'∀')

 

 

そして問診終わったからいよいよだな…と覚悟を決めていたのですが、待てど始まらない検査…

 

少し寝て待ってようか、と言われて横にさせられた後もなかなか始まらず、こういう待ち時間の方が長いから検査はあっという間だよーなんて言われながら、ナースたちも自分の学生時代の専攻?か何かについて世間話を始める始末。

 

この時間が一番精神を攻撃してくる…( ;∀;)と思いながらじっと耐えていると、すでに15分くらい経過してたでしょうか

 

待たせてごめんなさいねー! と

新たな女性が入ってきました。

 

ドクターだと思っていた若い女性は助手で、ドクターは別にいたことが判明。

 

室内には計5人+私。

 

ドクター待ちだったのか、と理由が分かった半面、どんどん増えたスタッフの数になんか思ってたより物々しいぞ…と不安になってくる…

 

 

とはいえ、ドクターも助手もナースも皆とてもやさしくて、痛みはある人は多いけどCrampのような感じとか生理痛のような感じだからあまり怖がらないで、なるべくスムーズにいくようにするから頑張りましょうね、と勇気付けてくれます。

 

随時なんの処置をしているか教えてほしい?

と言われたので、少し考えた挙句

いや、聞かなくていい(笑)

と答えたら、いいの?(笑)ま、人それぞれだからね(笑)と皆ちょっと笑って少し緊張が解けました。

 

 

さて、いよいよ検査。。

 

まず洗浄から始めて、よく産婦人科で検査の際にはほぼ100%入れられる器具が取り付けられた後、管が通されました。

 

ここで管先の風船を膨らませていくのですが、この時から痛みが…

この時の痛みは、お尻の穴wと尾てい骨がミシっというような、独特の痛みでした。

ここからDyeを入れていくのですが、この時に生理痛のような痛みが始まります。

痛みの感じ方は人それぞれと言われてましたが、私にもまさに生理痛の痛みでした。

体験談読んでいても多分このタイプが一番多そう。

 

こ…これは…キツイ…

そう思ったのが顔に出始めたんでしょうかw

ナースが肩のところをさすりながら「よく頑張ってる!大丈夫よ!」と声をかけてくれ、ドクターが股のあたりから「ゆっくり鼻から息を吸ってー口から吐いてー」と呼吸法の指示をくれ、助手も遠くから「よくやってる!いい調子よ!」と励ましてくれる…( ;∀;)

 

どっかの時点でX-rayの機械がお腹の上まで動いていったはずなんですが、自分の呼吸と痛みを紛らわすのに必死で覚えてません。

 

 

もうこれ以上は…

と思ったところで、「はい、終わりー!よく頑張った!!!」とドクターの声がかかり、痛みもみるみると引いていきました。

 

その後も声をかけ続けてくれ、その場で大きなスクリーンを見ながら結果説明。

 

結果は、チューブは通ってるから問題なし。

ただ、子宮内部に濃淡ができているから、何か壁に異常があるかもしれない。

クリニックの先生に子宮鏡などで別途検査をしてもらうようにメールを書いておきます。

と言うようなことでした。

 

う、うーん…

プロラクチンに続き、手放しで喜べない微妙な結果。。

 

正直単語が難しすぎて細かい事よくわからなかったのですが、検査のせいかぼーっとして、でも変に達成感もあって、OK!取りあえず終わった!チューブは大丈夫だったし!と聞き流してしまった感は否めません。

もっと詳しく聞くべきだったな…と後から思いました;

 

 

とはいえ、先生もナースも口々に、この検査からすぐは妊娠しやすいから、希望だったらチャンスだからねと言ってくれました。

特に自分で気にならないのであれば、当日からタイミングをとってよいとのこと。

 

稀に血がとまらなかったり、おりものが変になってしまったり、その他腹痛もろもろ異変がでることもないとは言えないので、その場合はA&Eに電話してこの検査を最近受けたと言うようにと言われました。

何もないことを祈る…

 

 

先生、助手、ナースの方々には本当に良い対応をしてもらったので、心からお礼を言って着替えて外にでると、私しかいなかった待合も廊下も患者だらけ…(;'∀')

混雑…。

 

夫も待たせてしまったので、そそくさと外に出ると、一日中晴れ予報だったのに雨!!!!

夫はかろうじて屋根があったコーナーにポツンと立って待ってました。
(ベンチ部分にはなぜか屋根がなかった…)

 

時計を見たらなんと1時間!!

本当に申し訳ない…

 

 

どうだった?と結果の事を聞かれたのに、終わった興奮のせいか、最初から一連の流れだけ話して満足する私に、「で、結果は?」と夫2度目の質問(笑)

少し気になるところはありましたが、その検査も追加しても、IUIにも進めることにはなるので一歩前進です。

 

 

検査で具合悪くなったら…とか弱音を吐いてましたが、終わってしまえば元気。

帰りも1時間かけて歩いて帰りました。

 

ドクターたちにも、「今日は大変な検査受けたんだから、存分に自分を甘やかしてね!」といわれたので、外で長時間待ってくれていた夫と頑張った私へのご褒美でちょっと高めのステーキを買ってディナーにしました。