アメリカ不妊治療記

アイルランド⇒アメリカの不妊治療記録。ICSI(体外・顕微授精)PGT-Aで妊娠・出産しました!

ベビーベーシックケアのウェビナーに参加

当初In-personで申し込んでいたベーシックケアクラス。
5月の末で予定日に近づくことから、もう少し早めのキャンセル待ちリストに入れてもらおうと連絡したところ、ウェビナーを進められて追加で予約していました。

ウェビナーの様子

In-personの時には自己紹介もありましたが、ウェビナーの場合スピーカー以外ミュートになっていたので、カメラも必要なく、気軽に受けられました。
Zoomで行ったので、質問がある場合のみQ&Aにコメントを書き込み、それに対して都度スピーカーが答えていくという感じ。
ウェビナーだと実際に練習などもなくIn-personの方がいい?と思っていたのですが、妊娠糖尿病の私は特に、クラス中いつでも関係なくご飯食べたり、血糖値を測れたり、メリットもありました。

クラスの内容

前回受けたBreast feedingクラス同様3時間予定でしたが、実際は2時間くらいで終わりました。

  • カーシートの安全な設置
  • 早期、生産期、過期の産まれる時期によっての脳の発達具合と、産まれてからのアプガースコアの見方について
  • 新生児の反射行動
  • 産まれてからすぐにどんな医療介助があるか
  • セキュリティについて
  • 産まれてすぐの検査について
  • 産まれたばかりの赤ちゃんに見られる様子・症状
  • 赤ちゃんのお世話
  • 赤ちゃんとのコミュニケーション
  • 赤ちゃんの成長について

といった感じで、家でのお世話部分だけがメインかなと思いきや、病院で滞在中にナースや小児科が行う内容まで説明がありました。

ざっと振り返り

カーシートの安全な設置

アメリカでは警察署や消防署に行くとカーシートが安全に取り付けられているかチェックをしてくれるそう。
近くの消防署があるので調べてみたのですが、人手不足で今やっていないらしかったのと、地域でたまに行っているイベントもここ数年はストップしているようだったので、特にチェックには行っていませんが、近くにそういうものがある場合は行ってみると安心だと思います。

産まれてすぐの病院での検査等

病院で受けるワクチンや薬
  • Vitamin K注射
  • 目の感染症予防の目薬
  • B型肝炎のワクチン(※)

その他身体的なチェックがあるそうです。
※B型肝炎のワクチンに関しては、生まれたてで病院で打つかどうかは両親に任されているので、自分たちの希望を伝える必要があるとのことでした。
ここで打たなくても小児科にかかり始めたときに接種があるとのことなので、ちょっと遅らせたいかどうか…という感じです。

その他の検査

ワクチンなどの予防に加えて、以下の検査があるようです

  • PKU (Phenylketonuria) Screening
  • 聴覚検査
  • 黄疸検査
  • 先天性心疾患検査

テキサス州では、PKU (Phenylketonuria) Screeningといって、29種の疾患に対するスクリーニングを生後24~48時間に、二次疾患24種を2週間検診時に必ず実施されるそう。
州に寄りけりだと思うので、より多岐にわたる詳しい検査がある州もあれば、もっと少ない州もあるかと思います。

セキュリティについて

病院滞在時の注意点として、赤ちゃんから目を離さない、トイレやシャワーの時も赤ちゃんを連れて行き、ドアはあけておく…などに加えて、

  • 赤ちゃんを病院のベッドの一番近くで、出入り口から一番遠いところに置く
  • 身分を明かさない人には赤ちゃんを渡さない
  • 赤ちゃんのセキュリティタグは絶対に退院まで外さない
  • 両親のIDバンドをほかの人に渡さない

等が書いてました。

ついでに家に帰ってからのセーフティについてもまとめて書いておくと、

  • あまりよく知らない人は家に入れない
  • 病院などの関係者という人はきちんと身元が確認できるまで家に入れない
  • 家の外にベビーアナウンスメントを出すのはおすすめしない
  • 新聞などに生まれましたのお知らせを出すリスクをきちんと考える

うちの近所でも立て続けに3件くらいベビーアナウンスメントが立てられていたのを見たことがあります。
名前、体重、生年月日といったものが、コウノトリのサインボードに書かれている感じ。ほかに兄弟がいる場合、名前とビッグシスター(ブラザー)になったよ!みたいな感じで確かにプライバシー大丈夫かな…とは思ってました。
アメリカは玄関先に個人的なお知らせ(出産以外にも、卒業や所属するチームやバンドなどの功績などなど)を立てるのも珍しくなく、信条や応援する政治家の名前など、いろいろな掲示が立ててあります。
公にすると、その情報を使って犯罪に目を付けられる可能性はあるので、近年は注意喚起されてきているのかな…と思います。
それでも多いけど(笑)

産まれたばかりの赤ちゃんの様子

初めて聞いたのが、産まれたばかりの時には本来の目の色がわからないということ。
どの赤ちゃんもブルーグレーの瞳…!特に人種によってどうとかは言ってなかったので、これは全人類そうなのかなと思ったのですがどうでしょうか?

新生児あるあるの一覧で、頭の形が変形してしまったり、ベビーアクネなどの写真を見て、夫が急に心配していました^^;
バースマークについても写真とともに説明があり、STORK BITE、PORT WINE STAIN、STRAWBERRY HEMANGIOMA, CAFÉ AU-LAIT SPOTSなど、ちょっとかわいらしい?おしゃれな?名前がそれぞれついてるんですが、写真はちょっと痛そうだったり…。
勿論MONGOLIAN SPOTS(蒙古斑)もありました。
アフリカンとアジアンに多いらしいので、私たちの赤ちゃんにもあるかな??

赤ちゃんのお世話(日本のサイトにあまり見なかったところだけピックアップ)

お風呂

★へその緒が取れるまでor circumcisionの場所が癒えるまで
⇒スポンジバス

★へその緒が取れてor circumcisionの傷が乾いたら
⇒・週に2~3回お風呂に入れる
 ・顔には石鹸を付けない
 ・耳と鼻にQ-Tipを入れない などなど…

お肌の荒れの対処

事あるごとに、母乳を付けましょう、と言ってました。
そんなに母乳って万能なの?!とちょっと驚いたので…。

circumcision対策

してもしなくても注意点がたくさんあって、うちは女の子なので気にしてなかったのですが、講座でもスライド3枚にわたって説明をしっかりされてました。
アメリカで男児を出産する場合は必ず考える必要のある項目です。

体温の測り方

小児科のMeet &Greetへ行ったときに、肛門から測るものを買ってほしいといわれたのでそうしたのですが、講座では慣れてないとちょっと危ないから脇で測ってと言われました*1
どちらも耳の体温計は正しく測れないからダメというのは共通していたのですが…。
とりあえず小児科の先生に言われたので、気を付けつつ肛門から測る体温計そのまま使う予定です。

小児科に連絡する基準

もっといろいろ講座では細かく聞いたのですが、日本のサイトでも同じような内容が出てくるので省略して、だいぶ気になっていた連絡する必要のある新生児の不調について最後に記録しておきます。

  • 赤ちゃんの様子が "おかしい" とき
  • 赤ちゃんがとても騒がしく泣いていて、落ち着かせることができない
  • 赤ちゃんの睡眠パターンが変わった(例:睡眠時間が短すぎる、または長すぎる)
  • 授乳に問題がある
  • 勢いよく嘔吐する(投射性嘔吐)
  • 吐いたものが緑色である
  • 便が硬く、ペレット状になっている
  • 8時間ごとに1回以上おむつが濡れていない
  • 直腸温が100度F以上、97.0度F以下、または腋窩温が99.6度F以上または 97.6°F 以下である
  • 赤ちゃんの目の白い部分が黄色くなっている

産まれたばかりの時は何がおかしくて何が心配いらないのかわからなくてパニックになりそうなので、遠慮せずに何時でもクリニックに電話するしかないのかな…と思いますが…。

まとめ

口頭説明とともに、最後に一通り、おむつの変え方、お風呂の入れ方などなどのデモンストレーションもありました。
In-personじゃないとなかなかわかりずらいかな~と心配してましたが、そんなこともなく、結局36週に予約したままになっていたIn-personクラスはキャンセルしました。
一通りお世話について習って、資料をもらっておくだけでも、あとあと見直しながら練習したりできるので、一度参加をおすすめします!

*1:+_+