アメリカ不妊治療記

アイルランド⇒アメリカの不妊治療記録。ICSI(体外・顕微授精)PGT-Aで妊娠・出産しました!

出産予定病院ホスピタルツアーに行ってきました

アメリカで出産予定の病院のホスピタルツアーへ参加してきました

アメリカではどの州でも一般的なようですが、病院が開催するホスピタルツアーに行ってきました。
Covidの影響もあり、なかなかツアーの案内が出なくて、これは何も見れずに出産かな~と思っていたのですが、今月に入ってついにツアー日程が…!

通常どのくらいの時期に行くのかはわからなかったのですが、もし早産になってしまったとしても勝手がわかるようになるべく早めの日程を予約していってきました。

ツアーの流れ

集合場所は3階ロビーとだけ書かれていたので、とりあえずエレベーターホールのところで待ってたのですが、時間ぴったりにナースが現れ会議室へ通されました。

まずはその会議室で

  • 提携している医者の数(13)、L&D室の数(4)、リカバリールームの数(8)
  • どのくらいの人数で対応する
  • 出産の兆候があったらどのように病院にチェックインするか
  • 小児科医について
  • どこまで出産方法希望の対応が可能か(水中出産は行ってない)
  • 出産後の各種サポートの訪問について
  • 出生届とSSNの申請について

などの話がありました。
参加者から質問が出ていたのは、

  • レイバーボール、ピーナッツボールなどの用意はあるか?
  • ラクテーションコンサルタントに料金はかかるか?(保険会社が払う額がコンサルタントの料金になるので、患者は無料)
  • 付添人交代の時間帯について

などなど。
全部の説明が落ち着いたら、用意されていたお祝いバッグを受け取り、クッキー数当てゲームもありました(笑)
紙に書いた数字が一番近かった人へギフト贈呈だったのですが、何が入っていたんだろう…。

その後、実際にトリアージルーム、L&D室、リカバリールームを見学して終わりでした。

ツアー時間は30分予定でしたが、実際はもう10分ちょっとかかっていました。
参加者からどれだけ質問がでるかによっても違ってくるかと思いますが、実際に稼働している病院なので1時間を超える事はないかなと思います。

チェックイン方法

病院によって全く違ってくるチェックイン。
私たちの場合はどのような感じかな…と気になっていた一番のところでもありました。
この病院の場合は、

  1. ドクターに電話(破水、陣痛感覚が短いなど)
  2. LDRへ行ってくださいと言われたら病院へ
  3. ER入り口からERにてチェックインを済ませる(実際のLDRの階にはチェックイン担当者がいないため)
  4. ERから車いすでトリアージルームに運ばれる

という感じでした。
レジストレーション自体はすでに済んでいるので、このERチェックインの際に「名前、ドクターの名前」くらいの短い確認が行われるとのこと。
特に時間がどうであれ同じチェックイン方法なので、単純明快でよかったです。

小児科医について

病院退院後にかかる小児科医にすべてのデータ(出生時の身長体重から健康状態などまで)を病院から直接送るため、出産前にどの小児科医に行くか決めておいてほしいとのこと。
ただ、もし出産時にまだ決まっていない時には、地域ごとの小児科医のリストが病院にあるので、その中から自分たちに都合のいい地域にいる小児科医を選択してもらうとのことでした。
とりあえず家の近くの小児科医へ面談を予約しようかなと思っていたので、その方でOKであればもう今月中に決めてしまおうかなと思います。
万が一情報の受け渡しができなかったときのために、病院でも退院時にデータを印刷したものを渡されるとのことでした。
※おむつバッグにでも入れて、小児科医に行くときには絶対に忘れないように、というアドバイスも。

出生届とSSN

他の病院も多くが同じ方法だと思うのですが、入院中に担当者が用紙を持って来て記入して提出すると、SSNについては自宅に送られてくるそうです。
出生届は施設まで実際に受け取りに行く必要があり($30くらい)、大体受け取るまでに6週間くらいかかるとのこと。(情報登録自体は病院でする、受け取りは自分たちで施設でする)
オンラインで郵送代行の会社などもあるので、料金はかかりますがそれを利用しようかなと思っています。

病室の様子と付き添い・訪問者について

トリアージルームは一部屋に4つベッドがあり、そこでL&D室に通される前の処置があり、そこからL&D室(個室)に移り、出産をした後にリカバリールーム(個室)へ移る…といった流れだそう。
LDRでリカバリーまで全部同じ部屋というBlog、Vlogもたくさんあったので、その方が楽そうでいいなーと思いましたが、しょうがない。

大きな総合病院という感じではないので、L&D室4床、リカバリールーム8床で、追加でリカバリーに使う部屋が別エリアにあるという説明でした。
L&D室がいっぱいでちょっと待ってね…ということにならないといいな(笑)

大体月に140件弱くらいの出産があるようです。一番忙しかったのは12月とのこと。

ちょっとびっくりしたのが、分娩時の付き添いが3人までOKという事(笑)
デューラ、フォトグラファーなどが必要な人であれば、それ+パートナー1人という感じで上限3人と決まってるような印象でした。
そして、訪問可能時間帯であれば、途中で待合室に待機している誰かと付き添い交代も可能。(夜のクワイエットアワーの場合は、だれも外に出れない)
未成年は(出産する人とそのパートナーは例外)無理とのことでしたが、リカバリールームへの訪問は子供も許可されているとのことでした。
リカバリールームでの宿泊はソファベッド1つなので大人1人まで。

病院では3食でて、ルームサービスは付き添い者1人にもあるとのことでした。
※知り合いは患者のみがオーダー可能だったため、1人で全部食べると嘘ついて2人分をオーダーしたとのこと。
病院食ではなくデリバリーをするのもありとのこと。
多分デリバリーする気力もなく、とりあえず2人とも病院食頼む気がします…(笑)

病院の姿勢

ここの病院は経腟分娩(無痛分娩可)、母乳推奨。
何か特別な問題が起きない限りは、なるべく経腟でできるように、医者がほかの予定によりCセクションをせかすことはなくゆっくり時間を取ると言っていました。
経過観察のためにも2時間ごとに起こしに来て、沐浴させたり(大体は出生から24時間後まで待つ)ということも両親と一緒に教えながらやるとのこと。
基本的に赤ちゃんを預かって代わりに世話をする事はなし。
なので、パートナーと交代交代で寝ながら世話をしてね、という感じでした。
初日からかなりハードそうです…(笑)

久々の”病院”という感じの空気と、実際に出産をする場所を見ることでなんだか急にリアルさが増して、ちょっと緊張してきました(笑)
まったく想像がつかない状態でイメージするのと、実際の場所をイメージできるのでは心持が違う気がするので、参加してみてよかったです。