アメリカ不妊治療記

アイルランド⇒アメリカの不妊治療記録。ICSI(体外・顕微授精)PGT-Aで妊娠・出産しました!

アメリカで初回コンサルテーションへ

日本での不妊治療も戸惑いがあると思うのですが、システムが違う海外でとなると、言語の壁もあってなかなか行きづらい…。
何かと理由をつけては、先延ばしにしてきた私です(笑)
子供が欲しいと思ってるのに、自ら遅らせようとしたりして、すごい矛盾だなと自分で情けなくてどうしようもないときもありました。

私の場合は、夫が移住のほかのもろもろの手続きが落ち着いてきたころ、そろそろ行こう!と言い出してくれたのが最終きっかけでした。
勿論そこからは私が主体でクリニック探しや、予約を取ったりなど動いたのですが、夫がせかしてくれて動けたところがあります。

私の体験談が私と同じように二の足を踏んでいる方の参考になればと思います。

不妊治療専門医にかかる

アメリカだとアイルランドのようにGP制度があるので、何かあるといつも同じお医者さんに行くと思うのですが、私たち夫婦の場合は移住後GPも決めないうちに不妊治療を先行で行いました。

保険のサイトから、in-networkの不妊治療専門クリニックを検索し、こちらの記事にも記載したFertilityIQなどでクリニックと専門医のレビューをチェック。

直接そちらに予約を取りました。

通っている今だからわかる事ですが、クリニックによってやり取りの方法が大分違います。うちのクリニックは電話のみ。ポータルもありません。IVFセンターだけポータル、日本語通訳案内がありました(大体通訳が使えるところは窓口にいろいろな言語で“通訳サービスが使えます”といった掲示があります)。

基本的には、

  • クリニックの成功率に関する情報
  • 専門医の評判
  • 保険が効くかどうか
  • 大きいクリニックでは、メインオフィスの他にブランチがどの辺にあるか(私は先生のスケジュールによってよくどちらにも回されます)

というのは必須で見たほうが良いかなと思いました。

また、クリニックとラボが別というのも結構大変なので、クリニックで血液検査などもすべて行えるクリニックだとかなり負担が減ると思います。(私は別なので、ラボに行って、次はクリニックで…という日がたくさんあります。アメリカでどのくらいの割合そうなのかはわからないのですが…)

それ以外に言語の面で心配な方は、

  • 治療中のやり取りはどのように行われるか
  • 基本的に同じ担当者とのやり取りになるか
  • 通訳サービスはあるか

等を問い合わせしてみて、どのクリニックで初回コンサルを受けるかどうか決めてみても良いかもしれません。

まずは初回のコンサルテーション

クリニックを決めたらまず最初にすること。
これはどこでも同じだと思いますが、まず初回のコンサルテーションに行きます。
私たちは一度検査は一通りしているので、とりあえずアイルランドの書類を全て持っていきました。

1年も経っているので、また検査しなおしかな~と思っていたのですが、先生が書類の中から必要そうなものをコピーして、それを使っていくとのこと。

私はProlactinを3回検査して3回とも結構高かったので、それについて質問しました。

一応生理2~4日目の血液検査をしにラボに行かなくてはいけないのですが、その検査の際Prolactinレベルも調べて、高そうだったらそレベルを下げる薬を処方しようとのこと。アイルランドでは、脳の検査をするまで薬での治療も提案もされなかったので、そんなにあっさりかと驚きました。アメリカだと脳のMRIになると高額、というのもあるのかもしれませんが…。

Sonogram(超音波検査)だけ同日に先生が行い、今の内膜の厚さ、子宮の形、左右の卵巣の状態(大きさ)、卵それぞれが何個見えているか、などさくさくチェックしてくれました。

初回のコンサルテーションで何を聞いたらよいか…と悩んでいる方がいらっしゃいましたら、こちらの記事を参考にされてください。

初回不妊コンサル/検診での質問票(英語/日本語) - アメリカ不妊治療記

保険会社より送られてきた資料のシェアなので、英語も間違いはないはずです(笑)

先生からのアドバイスは

先生としては、2人以上子供が欲しいなら後々年齢が障壁になるだろうからIVFをおすすめするけど、特にそうでないのであればIUIから初めてIVFに移行してもよいし、どちらでも可能な状態とのことでした。(夫:アラサー、私:アラフォーです。)IUIからIVFのステップアップは3回以内とのこと。3回以上IUIをするのはおすすめしないとはっきり言われました。

すぐに授かるならIVFか、と思っていたのですが…実際にこうやってクリニックで話していると、だんだんといきなりIVFにしてしまって負担が大きすぎやしないか…とそれが心配になり、IVFで!とは言えませんでした。。

迷っていると、先生から、『IVFは保険の承認が下りるのに1,2か月かかることもあるから、まずIUIで始めてしまって、IVFをやる気になったら変更するのはどうか?』といわれ、一度考えてからでもいいよと言われたものの、もうここまで来たら何かしら決めて帰りたい気持ちもあり、IUIでお願いしました。

初回コンサル後の予定

次回生理が来たらクリニックに1回目のSonogramを予約して、ついに治療がスタートになります。

アメリカで治療開始してよかったかもな~と、今の時点で感じたことは、良くも悪くもすでにコロナが過去のものになっていること。
アイルランドでは、検査、治療が必要な本人以外はクリニックも病院も立ち入り禁止で、どこにいくにも私一人で、慣れない英語での医療のやり取りはなかなか精神的にきつかったです。アメリカでは、すべてのクリニック訪問時、夫もウェルカムと言ってもらえました。

今回エコーをするときも、少し不安そうに見えたのか、先生が「旦那さんいたほうが良い?」と聞いてくれてわざわざ夫を呼びに行ってくれ、なんと私の座っている真下で(笑)、検査を一緒に見ました。
どこ見てたらいいかわからない、と苦笑いだった夫ですが(笑)
産婦人科の検査などでも、パートナーが見ることなんてまずないので、夫にもどのようなことをしないといけないのか、実際にわかってもらえるのは良いのではないかなと私的には思いました。

コロナに関しては良し悪しで、ここでは来院前に一切コロナに関する質問もなく、マスクもご自由になので、感染してしまうリスクもあるのでは…?と思ったり…。

でも先生も看護師さんもしていないです。。。

 

とりあえず、やっとスタートができました。

今後色々大変そうですが、頑張ろうと思います。